先週の金曜日、JUNA夫さんが1日夏休みをとれたので(お盆休みはなしw)、
「映画に一緒に行こ~♪」と誘ってくれました。
私が一人でまだ映画館に行けないことを分かっているので、
気を回してくれたんだと思います。
なんといっても、大好きなSMAPの慎吾ちゃんが主演している映画だったから、
呪文のように「観たいな~観たいな~」とずっと言っていた言葉が、
JUNA夫さんにじゅわじゅわ効いていたのかなw
監督の白石和彌さんが舞台挨拶される先行上映のチケットをとってくれてありました!
静岡市では初上映!
静岡シネギャラリーさんでの上映です。
(こんなところあったんだね~ 知らなかった!!! JUNA夫さんは知ってたみたいだけど)
中に入ると
大きな垂れ幕(?)がお出迎えしてくれます。
そしてお客さんでごったがえしている感じ。
何より今回の映画は、私が一番好きな類の映画。
アクションものもホラー系もコメディーもラブロマンスもメルヘン系も、
別に観ないというわけではないんだけども、
やっぱりヒューマンサスペンス系が私は大好きなのです。
特に日常系を淡々と描く映画は好物。
今回そんな中にサスペンスが入り、東北の震災という背景がバックにあり、
そして一人のしがない男の破滅と再生の人生が描かれているのです。
つまり、今回のこの映画に、アイドルだった香取慎吾はいません。
上↑の顏がすべてを物語っています。
落ちぶれてやさぐれて、心を痛めて何かを抱えた40代の男しかそこにいない。
で、ちょっと大人の色気があって、でも実は実直で、でも抜け出せない何かに支配されている
要ははクズ男。それを香取慎吾が演じているのです。
トータル的には人間の絶望を描き、
そして少しだけ垣間見える再生の入り口を描いている映画とでも言ったらいいのかな。
昔の慎吾ちゃんの映画は、慎吾ちゃんファンが観に行くためのものでしたが、
正直これは違う。
慎吾ちゃんのファンではなくとも、私たち世代の心にはぐさっとつきささる映画かと。
SMAPがあんな状態になってしまったのはとても悲しいことだったけれど、
あれがあった香取慎吾だからこそ、こんな映画が撮れたのかなとも思います。
そして、白石監督の映画は今回はじめて観たんだけど、
もともとバイオレンス系の映画が多い監督なので、わりとこれまで敬遠しがちできました。
今回、暴力シーンがないわけではないですが、かなりソフトに描かれていて、
それも慎吾ちゃん演じる郁男には必要なシーンだったのかなと思えます。
何より白石監督の今回の映画の作り方が、私はものすごく好きなわけで・・・。
今って、一から十まですべてを説明する時代なのかな・・・と私は感じていて、
(監督もおしゃっていました!)
ドラマひとつみても、本を読んでも、
とにかくわかりやすいようになるべく全部を説明するんですよね。
私の仕事で言えば、料理界もそういう傾向にどんどん傾いていっています。
料理を完成させるまでの工程を1から10まですべて説明して
(最近では動画を使ってありとあらゆるものを見せる)
相手に考える隙(業界としては受けて側の手間と考える)を与えないようにするわけです。
でも私としては、
考える隙や余裕が本来もっとあってもいいんじゃないかといつも思っています。
その隙において個々の「想像」や「推察」をめぐらせることこそ、
「楽しみ」や「娯楽」のひとつじゃないのかな~と。
もっと受け手は自由な受け取り方をして、自由に想像して、
料理にしても映像にしても文字にしても
自分の中に好きに取り込んでいっていいんじゃないかと。
そういう意味で、今回の映画は、
自分の想像力をとてもかきたてることのできる映画でした。
本当にそれがよかった!!!
登場人物の細かい背景はほとんどわからないのですよ。
でもそこは映画が進行するにつれて、
ああ、きっと慎吾演じる郁男は、あんな幼少期を送ったんじゃないかとか、
今まで付き合ってきた女は○○だったんだろうなとか。。。
それは香取慎吾だけではなく、
登場人物すべてにそれを思いめぐらすことができます。
そこがたまらなくゾクゾクする。
そして終わり方も、人それぞれに想像が可。
このまま郁男はやっぱり転落していくのかもしれないし、再生していけるのかもしれない。
その答えが決まっていない感じが、
私としてはすごく観ていて心地よかったのです。
合間に2~3度泣いてしまったかなぁ・・・。
映画みてポロポロ涙出たのは何年ぶりかな~という感じでした。
2時間ほどの映画だったけど、あっという間に時間がすぎましたよ(^-^)
最初は、途中で調子が悪くなったらどうしようかなとか思ってたんだけど、
すぐに映画の世界に入りこめて、気が付けば身を乗り出して見入っている自分がそこに。
1シーンも無駄なものがなく、様々な人間ドラマがすき間なく埋め込まれていました。
とにかく私の知らない香取慎吾がそこにいて、存在感がとにかく大きすぎて、
そしてせつなすぎて・・・
観ている人の人生にもいろんなシーンが投影されてしてしまうという、
香取慎吾としてははじめての類の映画。
(今までハットリ君とかさ西遊記とかさw、自分の人生を投影しようにもできないじゃんw)
ネタバレしてしまうので、いろいろ言えないのがちっともどかしいんだけど(笑)
上映後の白石監督のお話も、とても楽しくて聞き入ってしまいました。
映画の話はもちろんだけど、
ここでは香取慎吾ファンが喜ぶ裏話もたくさん(笑)
静岡では
8/3~8/16までの間、1日2回、静岡シネギャラリーさんで上映されますので、
ヒューマン系の映画が好きな方にはおすすめしたい映画です。
香取慎吾のファンではなくても全然楽しめます!!!
監督のサインもしっかりもらってきたよっ(≧▽≦)
何より映画が終わった後、
JUNA夫さんとの話が盛り上がる盛り上がる!!!
「夫婦」として、「男と女」として、「親」として・・・・
などなど、とにかく興奮して映画の話をずーーーーーーっとし続けました(笑)
あのシーンでのあれ、よくわかるよね、
とかさ。これも細かく言えないの残念だけどーーーーっ(≧▽≦)
とにかくこんなこと、すごくめずらしいwww
もともと映画の趣味は合わない2人なのに、
こんなに意気投合すること自体奇跡(笑)
2人で今後喧嘩にになった時は、その日のうちに仲直りをしようという意見も一致w
おそば食べながら盛りあがっちゃったよ(笑)
JUNA夫さんはそば自体も盛り上がってたけど(笑)
映画の内容としては重かったけど、
私としては久しぶりに
すごーーーーーーーーーーーく楽しい一日になりました。
よかったよかった♪
(昼間は病院だったけどさw)
カレンダー、もらえたよ(^-^)
(裏側が年間カレンダー)
そして今日はこれから「ななにー」。
楽しみ楽しみ♪
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