私は本を作る時、「リアル」であることにとてもこだわりを持っています。
お弁当の本のときもそうでしたが、
今回のおせち本は特にその「リアル」さが大切になるだろうと。。。
というのも、おせち作りっていうのは、年に一度だけ気合いを入れて作るものなので、
そのモチベ―ジョンや臨場感をリアルに表現できるのは、
やはり本物のおせち以外にはないだろうと思ったわけなのです。
撮影のために作ったというよりも、
実際年の暮れに、大掃除と年賀状とを気にしつつ準備したり作ったりしたおせち、
季節はずれに無理やり作ったというよりも、
年末のにぎわうスーパーをはじごしながらかき集めた素材で、
リアルなお客様や家族を想像して作ったおせち、
と言ったらよいでしょうか。
とにかく、「おせち作り」に少しでも興味を持っていただき、
家庭行事の大切な1ページであることを本で説得力をもって表現するためには、
私の中で「リアルなおせち」であることが、本当に大事なことだったのです。
というわけで、今回の『ほめられおせち』の本に載っているおせちは、
撮影用に作ったものは実はほぼなく、
実際にお正月に食べるために作ったおせちを、
そのまま本用としても撮影したものなんです(^－^)
とはいえ、
リアルなおせちを、レシピ、撮影、試作、スタイリングすべてにおいて、
ワンチャンスでクリアするのは到底難しい話。
なので実は、
2012年あたりから私のおせち本構想は勝手に(笑)はじまっており、
そこから4年かけて、リアルなおせちの写真を、実はずっと撮りためてきました。
トップの写真は、ほぼレシピもかたまって、
試し撮りをした2013年のもの。
こちら↓もそうです。
2013年には、『ほめられおせち』の土台は
ほぼできあがっていたんですね～。
といっても、
この中から本に使われている写真は一枚もありません。
撮影はしたものの、まだスタイリングがはっきり決められていなかったので、
2014年のおせちに持ち越したというわけなのです。
これら2013年に撮ったおせちは、
実際の2013年のお正月のテーブルで、
こんなふうにアレンジされて並べられています(^－^)
※ローストビーフは、撮影のものをさらに追い湯せんして出しているので、色合いが変わっています。
※えびのだし煮は私にとってはアレルゲンになるので、手袋をして必死で調理しｗ、
大みそかの夜にはJUNA夫さんの胃袋に入れてもらってます(笑)
ちなみに、その前の年の2012年はレシピ調整に集中しました。
実際の2012年の正月テーブルはこんな感じ♪
この手前の手羽先のから揚げも、我が家ではお正月の定番料理なので、
本にも掲載させていただいています。
なかなか懐かしい。。。
こういった実際のお正月のテーブルも何例か本に紹介させていただいています。
そして、『ほめられおせち』本に実際に掲載されたおせち各種は、
2014年のおせちが中心です。
もうレシピも確定し、本用のスタイリングも自分の中で確定していたので、
1品ずつ撮ったものを書籍用に。
実際の2014年のお正月テーブルには、
こんなふうに姿を変えて、
実際のお正月のおせちとして並べられていたというわけなのです。
まさにリアルおせち！
そして今年2015年のおせちは、
レシピが本当に妥当か、みなさんによろこんでいただける味か、気になるものを中心に作って、
最終チェックの年という役割でした。
ただひとつ、伊達巻きだけはどうしてもレシピが定まらなくて、
これだけは最終的にお正月以外のものを撮影(^▽^;)
伊達巻はおせちの王道なので、
どうしても作りやすさにこだわりたかった結果、そこだけはずれる形にはなってしまいました。
でも結果、はじめてでも「巻き割れ」という失敗がおこりにくい、挑戦しやすい伊達巻ができましたので、
お楽しみいただけるかと思います。
伊達巻きはやっぱりお正月には欠かせないと思いますので＾＾
今年のおせち作りは、もう書籍作りはおわったのでもちろん撮影などはありませんが、
作るモチベーションや気合は、例年とまったくかわりありません(^－^)
ああ、この季節がきたなぁ～っていう感じかな～。
今はテーブルコーデをどうしようか、なんとなくぼちぼち考えはじめつつ、
量販店をうろうろしたり、ネットを物色したりしはじめています＾＾
ま、その前にクリスマスもあるので、そっちもね～ｗ
ともかく、一年でいちばん「だれかのために」料理することができる、
一番忙しくはあるけれども、やりがいと喜びのある時でもあるので、
ウキウキワクワクしている私です。
今年は、自分の本を見ながらおせち作りますｗ
というわけで、
みなさんに、私がこだわった「リアル」さが伝われば、ふんとにふんとにうれしいです(^－^)
『ほめられおせち』（宝島社）
※専門書
籍になりますので、店頭にない場合は、
最寄りの書店にて注文していただく方法がおすすめです。
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☆金曜のおべんと☆
ちょっともどりますが、金曜日のお弁当。
かなり地味ーーーーーな弁当だすｗ
むすめのリクエストでまたこんにゃくｗ
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和風ごはんシリーズ
2015年3月7日発売
『JUNAさんの華やか和風ごはん』（宝島社）
2014年8月28日発売
『JUNAさんの幸せ和風ごはん』（宝島社）
「幸せ和風ごはん」
他著書（すべて宝島社刊）
「JUNAさんの家族を笑顔にする毎日のごはん」 アマゾン 楽天
「JUNAさんの家族を幸せにする毎日のごはん」 アマゾン 楽天
すべて全国書店でもお買い求めいただけます。
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●ＪＵＮＡ料理全集（パート2） 2013年4月～（ただいま制作中）
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