震災から6年・・・。
いろんな思いがあると思いますが、
私が強く思うのは、
被災した多くの方々はもちろんですが、
何よりも子どもたちが、どうか幸せでありますようにということです。
最近ニュースでも時折耳にしますが、
震災でふるさとを離れた子どもたちを、
「いじめ」という都合のいい言葉で傷つけることを、お願いだからやめてほしい。。。
胸に手をおいて今一度みんなで考えましょうよ。大人も子どももそして私も。
「いじめ」という好都合な学校言葉で傷つけられた子ども、そしてその家族は、
ずっとずっとずっとその傷を背負いながら生きていきます。
いつ思い出しても、その心はえぐられ、悲しみであふれます。
当事者はやがて忘れるでしょう。
でも傷つけられた方はずっと忘れない。
その忘れられない気持ちを、どうやってプラスにかえて生きていけばいいのか、
ずっとずっと苦しみ悩みもがきます。
ごはんを食べていても、映画を観ていても、友達と遊んでいても。
そして、震災を経験した子どもは、それをはるかにこえる辛い思いをすでに抱えながら、
ふるさと以外の地で、新たに一生懸命立ち上がろうとうとしているでしょう。
だから、どうか、どうか迎える側は思いやりをもってほしい、
そんなふうに一人のお母さんとして、おばさんとして思います。
私は、震災がどれほどのことだったのか、
どうがんばっても世に伝えられていることしかわかりません。
でも自分の子どもが誰かに傷つけられることがどんなに地獄かは知っています。
震災でふるさとを離れた子どもたちが、
さらにそんな思いをすることだけは、
おばさん、どーーーーーーーしても嫌なんです。
そんなニュースを耳にするたび、苦しくて苦しくてしょうがない。
涙が出てしょうがない。
倒れている人がいたら、迷わず声をかけたり、手を差し伸べたりできるよう、
私も一生懸命がんばります。
だから、笑顔だけど本当は泣いている「友達」がすぐ横にいたら、
背中をトントンってしてほしいって思います。
まずは勇気を出して、背中トントン。
言葉はなくてもいい。
寄り添う
その気持ちだと思います。
背中トントンだけでも、
大切な一歩だとおばさんは思っています。
おばさん、友達に背中トントンされたことあるけど、
そりゃぁうれしいもんだよ。
そして
今日という日が誕生日の知り合いが
もしも周りにいたとしたら、
心をこめて
「誕生日おめでとう」
と伝えてほしいと思います。
もちろん、いろんな思いがあって当たり前だと思います。
被災もしていない私が言えることじゃないのは、重々わかっているのですが、
でも私は
「誕生日おめでとう」
という言葉は
「愛している」
という言葉に匹敵する、この上なくすばらしい言葉だと思っているのです。
当たり前に何気なく言える言葉のようだけど、
実は毎年一日だけしか言わない、しかもその人の命があってこそ面と向かって言える、
「命をたたえる言葉」
だと思うのです。
この日に、そしてその後に生まれた子どもたちも
生まれたことを心から幸せだと思える
そんな世の中になっていけるといいなぁって、
思っている私です。
子どもたちの笑顔と幸せは、
みんなの幸せにもつながると
私はいつも信じています。
そのために何ができるのか、
ヒントはいろんな方向にあると思うけど、
私は、みんなにたくさん笑ってもらえるように、
とにかく生きていってみようと思います。