震災後、

ここ静岡は少し独特な雰囲気。



同じように海をかかえ、原発をかかえ、

巨大地震が来るだろうと50年も前から言われ続けている私たち。

長い間そのプレッシャーの中で日常生活を送っている。

備えあれば憂いなしというが、

50年もかけて膨らんできた妄想と恐怖は、必要以上に大きくなりすぎてきたのかもしれない。

だからこそ、数え切れないくらいの防災訓練をし、耐震対策をし、

イメージトレーニングをし、それを代々受け継ぎ、話し合い・・・

地震に備えるために費やしてきた時間は、かなりのものであると言える。

子供の頃の避難訓練では、

避難場所に逃げるまでにかかる時間を、各学年やクラスごとにストップウォッチではかったりもしたし、

中途半端な訓練をすると、厳しく怒られて、最初からやり直しになってしまうので、

みなそりゃぁ真剣に取り組んだ。

町内でも緻密な訓練を重ね、各家庭ヘルメット常備。

地震が来た時、家族全員避難出来た場合に玄関にかかげる黄色い旗まで持っている。

その効果があるのかなんなのか、

少々の揺れでは動じないという県民も実は多い。





それが、

今回の地震でメディアから流れるいろいろな光景や情報を知るにつれ、

打ちのめされるという現状。




今までしてきたことは果たして意味をなすのかという疑問感。




物資が足りない、人手が足りない、医療が足りない、情報が足りない・・・




テレビに出る専門家が

みな

「想定外」

と言う。





「想定外」っていったい何なんだ。




友人には、なかなか寝付けないという人もいる。

静岡の人たちは、根底からいろんなものがくつがえされたような思いでいっぱいである。





といっても、

やはり東海地震と常に隣合わせという事実は何もかわらない静岡人。

前を向き、また地道にやっていこう。





被災地に、一分でも一秒でも早く、必要なものが届きますように・・・。








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たくさんのメールや鍵コメをみなさん本当にありがとう。

更新を待ってくださる方々がいることを、大変ありがたく思っています。

また、JUNA夫さんの親戚のことをご心配して下さったり、お言葉をかけて下さったり、

ほんとに申し訳ないくらいです。

やさしいお気持ちを本当にありがとう。


ブログはやめたりしないですよ^^

JUNA夫さんの親戚の件が落ち着き、

カメラをまた持てるような状況になりましたら、

少しずつはじめていこうと思っています。

もう少しお時間ください。