娘は今、本に関する勉強もあれこれしているのですが、

今回の台風で、もしもとても大切にしている本が水濡れの被害に遭ってしまった場合、

本の救済の仕方があることをどうしても伝えたいと言っているので、

私がここで代わりに伝えさせていただきますね。

もちろんライフラインがままならない中、本のことなどはかなりの後回しになると思うのですが、

お子さんの文集だったり、思い出深い書籍だったり、自分にとっては大切な写真集だったり・・・

たぶんどうしても手元に残しておきたい本というものが数冊はあるかと思うのです。

もちろん完璧に元通りにというわけにはいかないのですが、

「ページを1つずつめくって字、または写真などを見られる」

という状態には復元できるそうです。


まず、本には塗工紙を使っているものとそうではないものとがあるのですが、

今はほとんどの雑誌、一般図書などはこの塗工紙を使っています。

一方、小説などは、塗工紙ではないものが多いです。

お子さんの文集は、昔はわら半紙などだったので塗工紙ではありませんでしたが、

今は学校によっては塗工紙を使っている場合もあるかと思います。

要は紙の表面がツルツルに加工してあったり、

おしゃれにマット加工などがしてあったりするもの

=何かしらの加工が施してあるものが塗工紙になります。

この塗工紙の本がネックで、雨、泥水などでぬれた塗工紙は、

乾くと板のようにすべてが張り付いてしまい、

もうページをめくるということが二度とできなくなってしまうのです。


とはいえ、「本の復元」というのは後回しになるのは当然のことなので、

とりあえずの時間稼ぎとして、

<その1>
もしも電気がもう通っている場合ならば、ポリ袋に入れて密封し、冷凍庫に入れておく。


<その2>
電気がまだ来ず、水道だけは使える場合、
バケツにはった水道水に本を丸ごとつけてふり洗うようにし、
タオルなどで水分を押し出すようにし、ポリ袋に入れておく。
(ぬれた個所が部分的ならばその箇所だけふり洗いする)


だそうです。要はむやみに乾かしてはならないそうなのです(驚き!)

というのも、雨水や泥水にまみれてから48時間以上経つと、カビが発生しはじめ、
そのカビが本を急速にボロボロにするみたいなのです。
だから本当はすぐにでも乾かしたい・・・
でも、ちゃんとした乾かし方をしないと本は復元できない・・・
ていっても、そんな時間はとりあえずない・・・

というわけで、時間稼ぎとして、冷凍庫に入れてカビの発生を遅らせる、
または水道水で洗ってカビなどの原因となる微生物をともかく落とす!のだそうです。

もしも製菓用などで使う脱酸素剤を持っていれば(なかなかないと思いますが)、
カビのえさとなる酸素を抑えるため、ポリ袋に一緒に入れるのがおすすめです。


そして、本に向き合える時間が今後とれるようになったら、

<冷凍したもの>

1.水道水に付けて解凍し、さらに上記と同様、
バケツにはった水道水で本を丸ごとふり洗いをし、
タオルで押すようにして、水分を可能な限り吸い取る。

2.ページとページの間に、
使用済みのコピー用紙や古新聞などをとにかく挟み込んでいく。
可能ならこまめに紙をかえ、手でさわってさらさらになる状態まで持っていく。

3.挟んだ紙はすべて取り除き、
平らな板(まな板などでも)で上下を挟み、重石(漬け物用の重石などがおすすめ)をのせる。
※時々重石をはずして本をふって風を入れ、再び重石をする。
水濡れのうねりがすべてとれるわけではないが、本のふくらみなどはこれで抑えられる。



<水道水で洗っておいたもの>

上記の2番から同じように行う。

これで塗工紙の本は、濡れたことによるうねりは避けられないけども、
ページは確実にめくれるようになり、文字や写真も読めるように復活します。
板のように一塊になることはありません。

またあまりに本が大量の場合は、1冊ずつ紙を挟む作業ができないので、
水道水で洗った後、本を立てて開くようにしておき、
扇風機などの風に当てるという方法がいいそうです。

一方の塗工紙ではない紙の本は、
濡れたとしてもページがくっついてはがれなくなることはないので、
紙を挟んで乾燥させる作業をしていけばいいそうです。
(もちろん、ふくらみを押さえたい場合には重石も)

乾燥といっても、ドライヤーやアイロンは絶対にダメだそう。
あくまで自然風や扇風機を使うのがいいとのことです。


book-nure

ちなみに、いつか娘が
かばんの中で水筒の中身を全部こぼしてしまった時、
同じことをやっていました。

本が全部水筒の水分を吸収したそうで・・・(;´∀`)

塗工紙の本だったけど、今はちゃんど1ページずつめくれますよ!


というわけで、娘からの伝言ではありますが、

家族や友人の命や生活の確保が第一であるのは大前提として、
誰かにとって替えのきかない大切な本が、1冊でも救えたらうれしいとのことでした。

一日でも早く日常が取り戻せますように。。。







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