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私ねぇ、静岡県民だけあって、けっこうお茶にはうるさいわ。

うるさい・・・っていうと語弊があるんだけれども、お茶マニアって言ったらいいかしらぁ♡


お茶を飲むこと=超日常茶飯事 
(まさに漢字の意味するとおりっ!)


若い頃はさ、(っていってもまだ若いけど♡)

紅茶なんかにもたくさん走ったんだけれども、

結局戻ってきちゃうのよ。ここに。



静岡ではね、喫茶店は流行らないのよ。

この前、ママ友ともそんな話になったんだけどね、

できてもねぇ、すぐつぶれるらしいのよっ。

だって、みんな、コーヒー飲むために喫茶店いかないのよ。


全て「お茶」 家で「お茶」

朝起きて、「お茶」、食事の後はもちろん「お茶」、何か事がおわるたびに「お茶」

人が来てもとりあえず「お茶」、人に贈るのもとりあえず「お茶」

ほんとお茶ばっか飲んでるわねぇ、あたしたち。



そのママ友いわく、

静岡のスーパーではね、お茶のコーナーがほとんどを占めていて

コーヒーや紅茶、その他嗜好品のスペースはちょびっとらいしのよ。

あたし、ずっと静岡だから気が付かなかったんだけれども

他県から来る人はびっくりするらしいわ。


そういえば、この前東京からきた友達も、帰りに「お茶」を買っていったわ。

東京では買えないっていってね。

特に水出し煎茶を好んで買っていったのよ。


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「煎茶」

これは、私たちが日常に飲むお茶よ。すっごく範囲は広いの。

葉っぱ中心のお茶のこと。

よくいう「玉露」のお茶っていうのは、その最高級部類に入るわ。

店で売っているちょっとお高めの「新茶」っていうのも、この「煎茶」の中に入るのよ。

もちろんお手ごろな価格の「新茶」っていうのもあるし、

とにかく「煎茶」っていっても本当にピンきりでかなりの広い範囲が存在するわ。

※写真の手前の茶葉は「新茶」です。ランクは、まぁ、中の上くらいかな。


「煎茶」は、そのお茶のシーズンの一番最初めの芽、次の芽、

つまり一番茶、二番茶と呼ばれるものを摘んで蒸して作ったもの。

早摘みの葉で作ったってことよ。

「煎茶」はピンきりっていっても、かならずこの条件は満たしているわけだから

フレッシュっていえばフレッシュ。



「玉露」っていうのは、もちろん早摘みの葉だけれども、摘む2週間くらい前に

日光をさえぎる期間を設けてるのよ。一手間踏んでるってわけね。

「玉露」はなかなか高級で、私たちの口にも入りにくいけれど、

カテキンが少ないため苦味が少なく、本当に甘くておいしい!

っていっても上手に入れないと、この甘味はうまくでないんだけどね。


よくいう「深蒸し茶」っていうのはね、

この早摘みの茶葉を蒸す時間を長くとってるのよ。

そうすることで、色濃いお茶が出るようになるの。味はとってもまろやか。

ただし、蒸し時間が長い分だけ、香りは弱いわ。

それをカバーするために、玉露と混ぜたものもあったりするけどね。



早摘み以外の高級茶の条件として言われるのが、

一針二葉って言葉よ。茶葉の摘む箇所っていうのかしら。

一針一葉っていうのは、そりゃ高級。その枝についた、一番先端の若い茶葉ってことよ。

一針三葉くらいまでは、高級部類として扱われると思うわ。

たぶん品評会なんかでお目見えする茶葉だと思うけど。




早摘み以外のお茶、要は三番茶、四番茶・・・このくらいになると収穫時期も夏以降よね・・・

こういうお茶のことを「番茶」っていうのよ。

三番茶・四番茶意外でも、例えば「煎茶」の時点ではじかれた葉っぱなんかもここに入るわ。

※写真の奥に写っているのが「番茶」


見てわかると思うけど、茶葉が荒いでしょう?

こりゃぁ、茶のなかでは「低級品」になっちゃうのよ。

スーパーなんかで、大袋で安く売ってたら間違いなくこれね。

でも、日常的に飲む分には全然悪くないのよ^^


「番茶」はタンニンが多いので、ちょっと苦いの。渋いっていってもいいかしら・・・。

でも、その渋みが好きな人にとってはいいと思うわ。

外食産業なんかで、お茶にこだわらないろことは、こういう「番茶」を使っていると思います。


この「番茶」を焙煎すると「ほうじ茶」になったり、

「番茶」に抹茶や玄米を混ぜる「玄米茶」になったりするわ。

「番茶」はこうやって加工して使ったりもするのよ。



さて、「煎茶」は葉の部分なんだけれども、

静岡では「くき茶」っていうのもよく見かけるわ。

その名の通り、茎を使ってるのよね。製法は同じよ。

葉がない分、タンニンが少ないので、甘めのお茶が飲めるわよ。


あとは「粉茶」なんていうのもあるわね。

「煎茶」を作る過程で出た粉を集めたもの。

これは茶葉ごと体に効率的に取り込めるので、健康にもいいわね。

色も濃く出るし味も濃いわ。


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さて、一応静岡人としてはおいしいお茶の入れ方、さっと書いとくわね。

まず

【注意すること2点】

・熱湯は入れない
・急須は回さない


とりあえずこの二つを守ったらいいと思うわ。


正式な方法を一応書いておきます。
正式っていっても、家庭でできるごく楽な方法ね。

(一般的な煎茶の場合)

①湯のみにまず人数分のお湯をとります。
湯飲みを温める、兼、湯の温度を80度くらいまで下げるっていう意味があるわ。

②1分くらいたったら、茶葉の入った急須にいれ、そのまま葉がひらくまで
おいておきます。
あのねぇ、よく茶漉しが入ってる急須あるでしょう?あれはあまりすすめないわ。
茶葉が広がりにくいので。

で、よくドラマのシーンでもみんなやっちゃってるんだけどさ、
ここで、急須回しちゃだめなのよっ。
静かに置いて置けばいいのよ。放っておいて頂戴。

まわすとね、苦味が出ちゃうの。

③蓋を取って茶葉が開いていたらOK。それぞれ湯飲みに、濃さが均等になるように
少しずついれていけばいいわ。


※玉露の場合は、温度60度くらいよ。じゃないと甘くならないからっ。


※こちらの器は、朝丘雪路さんデザインのもので、かなり古いものです。
古いっていっても、20年はたってないと思うんだけど・・・。




知ってる?

お茶って湯飲みによっても味が変わるのよ。

これは好みにもよるんだけど、

私はこういう「薄い」湯のみを好んで使います。

これが一番お茶がおいしく感じるの^^

甘さがひきたつっていうのかなぁ~


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私がお茶のお供に好んで食べるもの。

「柿ピー」

あはは~、これが一番うまいっ!!




いつもすっとこどっこいな話ばかりしてるので、

たまにはみさなんにも役に立つお話を・・と今日は思って書いてみました^^

知らなくて損することはあっても、知ってて損することはないよ!

心の片隅にでも置いておいてね~





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